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健康長寿の3本柱

求められる健康的な老化

高齢になっても仕事や趣味を持ち、新たな事にチャレンジするなど、生きがいや目的を持ち続ければ、自然と生活にもリズムと充実感が生まれます。長年の長寿科学研究や調査によると、これらの行動を支えるためには、「栄養・運動・社会参加」の3本柱が不可欠であることが分かっています。
健康長寿の秘訣となるこの3本柱を実行する上で大切なのは、「現役世代とシニア世代の健康とでは、その内容が異なる」ということを認識しておくことです。近年の老年医学では、高齢者で少しの持病があっても、自立した生活を送れるうちは健康的であるという考えが主流となっています。例えば、日本人の多くが何歳になっても太ることは良くないと考えがちですが、特に高齢期では栄養不足で痩せてきたり、筋肉量が減って虚弱になる方がよほど健康寿命を脅かすことに繋がってしまいます。
少しばかり太っていても、「食欲旺盛」、「外出・運動習慣がある」、「積極的に地域の人と交流する」―。このようなタイプの人に心身ともに若々しい高齢者が多いことからも、栄養・運動・社会参加を3本柱に健康長寿を目指しましょう。


シニアの栄養

健康長寿の3本柱は栄養・運動・社会参加ですが、ここでは「シニアの栄養」について考えてみます。
「歳だから肉や魚はそれほど食べなくても良い」、「食が細くなってきたので食事ができるだけ簡単に済ませたい」、「昔に比べて活動量が減っているので粗食で良いのでは」―。このように考えているとすれば、そこには健康長寿を阻害するリスクが潜んでいるかもしれません。一般的に高齢になると、食への関心が薄れる、食事の回数や量が減る、食事の内容が単調になるといったことがよく見られます。
しかし、寝たきりにならず、健康で長生きするには、しっかりとした食事で栄養を十分に摂ることが欠かせません。特に高齢者では、一度、痩せや低栄養状態に陥ってしまうと回復することが難しく、ゆっくりと、気づかないうちに健康上の様々なトラブルを引き起こすリスクが高まってしまいます。
高齢になると自然と身体機能が衰え、筋肉量も減ってきます。加えて、低栄養によりますます筋肉量が減ってしまうと、転倒・骨折をしやすくなり、高齢者では大腿部などの骨折がきっかけで生活の質が著しく低下したり、最悪のケースではそのまま寝たきりになってしまうことも少なくありません。
さらに、低栄養は筋肉や骨を弱くするだけではなく、細菌やウイルスに対する抵抗力を低下させる要因にもなるほか、65歳以上の高齢者では、栄養状態が良好な人と比べて栄養不良の人の方が脳卒中や心臓病などの心血管病や認知症になりやすいという研究報告もあります。
つまり、若い世代は肥満やメタボリックシンドローム予防に重点を置いた食生活が基本となりますが、健康長寿を目指す高齢者においては「低栄養を防ぐ」ことに重点を置いたバランスの良い食事が重要になるのです。


Dr.池田義雄 健康長寿のための肥満・糖尿病セルフコントロール 健康ダイヤルとは 無料プレゼント 主な生活習慣病 予防・改善 リンク集