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更新し続ける平均寿命

平均寿命と健康寿命の差は約10年

日本人の「平均寿命」は延び続け、2018年のデータによると女性が87.32歳、男性が81.25歳で、ともに過去最高を更新。2017年と比べると女性では0.05歳、男性では0.16歳延びたことになります。
平均寿命が延び、世界トップクラスの長寿国となったことは大変誇らしいことですが、その一方で、介護を必要とせず自立した日常生活を送ることができる「健康寿命」との差は依然として大きく、女性は約12年、男性は約9年の開きがあることが明らかとなっています。これは、高齢期に「日常生活に制限のある不健康な期間」が平均して約10年間もあることを意味し、多くの高齢者が支援や介護を必要としている現状があります。


要介護になる主な原因

令和元年版「高齢社会白書」によると、高齢者の死因で最も多いのが「悪性新生物(がん)」で、以下「心疾患」、「老衰」、「肺炎」と続きます。
しかし、支援や介護が必要になる主な原因はこれらの疾病ではなく、加齢に伴う「衰弱」や「認知症」、運動機能の低下による「骨折・転倒」などによるものです。
また、近年の調査では、高齢期に入ってから介護が必要になる人とそうでない人との間には、いくつかの生活パターンの違いがあることが分かってきています。要介護状態へと突き進んでしまう最も悪い生活パターンは「体力や食欲が落ちてきたのは歳のせいだから仕方がない」としてそのまま放置することです。こうした状態を放置すると「活動量の減少」や「食事量の減少」といった悪循環に陥ってしまいます。そして、活動量や食事量の減少は骨や筋肉を弱らせて骨折・転倒を引き起こしやすくなり、結果として要介護になるリスクが高まってしまうのです。


新型コロナとフレイル

さらには、世界中で猛威をふるい、人類にとって歴史的な災厄を引き起こした「新型コロナウイルス」―。
「集団感染」、「急激に悪化する病状」、「無症状者による感染拡散」など、この未知のウイルスがみたらした所業は、私たちのこれまでの生活様式を一変させました。
特に、免疫力や体力が低下した高齢者や、慢性疾患を持っている方などは重症化しやすいという報告があることから、命を守るためにできるだけ外出を控えている方も多くいらっしゃることでしょう。ただ、新型コロナウイルスへの感染を恐れるあまり、家に閉じこもる生活が続いてしまうと、高齢者では要介護の最大要因となる「フレイル」(虚弱)を引き起こしてしまう懸念が生じます。つまり、新型コロナウイルスの影響による生活の不活発は、高齢者が要介護状態へと進むスピードを加速させてしまうのです。


Dr.池田義雄 健康長寿のための肥満・糖尿病セルフコントロール 健康ダイヤルとは 無料プレゼント 主な生活習慣病 予防・改善 リンク集